ボディビル大会に大興奮!勝てる表情と仕草

最近、表現と動きの美学に興味が湧き、研究しています。
フェイスニング講師 石田隆子です。

 

先週東京都北区で開催された「ボディービルフィットネス大会」に、受講生Tさんが出場すると言うので応援に行ってきました。

初めて見る筋肉美!会場の熱気!異空間に舞い込んだ感覚で大興奮!
見ていただけなのに達成感と疲労感を味わい、なぜか腹筋が疲れるという不思議な体験をして来ました。

Tさんはこの大会に向けて、体の筋肉トレーニングだけでなく表情筋トレーニングも行い、美しい笑顔で舞台に立つ準備をしてきました。

私はボディービルについての知識はほとんどなく、テレビでチラッと見たことがある程度でした。

そこで、T様から色々と話を伺いイメージを膨らませたり、大会について調べたり、YouTubeに投稿されている上位選手の動画を見て、勝てる動きや表現方法を研究しました。

 

人の「美しい動き」には一定の法則があるので、この法則通りに動けば美しく動くことが出来ます。
ところが、「美しい表現」の判断基準は競技や属している社会によって違います。


例えば、日本舞踊もバレエもどちらも美しい舞踊です。

どちらの舞踊も、体幹の力や、足腰の強さ、柔軟性、バランス感覚などが備わった状態で、連動性を持って動かすことが出来れば、動きは美しくなります。
しかし昔々は、「日本人が思う美」と「西洋人が思う美」の基準が違っていたので、美の表現方法は全く違うものになったのではないかと思います。
それぞれの文化の「美」の判断基準に合わせて表現をした結果、日本舞踊やバレエは全く異なる動きによって、美を表現することになったのではないでしょうか。

そして表現方法が違えば、それに合わせて体の使い方も変える必要があります。

 

話を戻すと、ボディービルの大会には、いくつかのカテゴリーがあり、Tさんは「女子フィジーク」と言うカテゴリーに出場しました。
女子フィジークの評価基準は「女性らしい健康的な肉体美」です。
規定ポーズ審査と、自分で選んだ音楽に合わせてのポージングで競います。

「女性らしい健康的な肉体美」を審査するわけですが、
肉体美を作り上げる作業はその道のプロにお任せし、私は「女性らしい表情と仕草」の指導を担当しました。

私はまず「フィジーク」においての女性らしさとは何か?を理解し、どのような動きによって女性らしさが表現されているのか?を探ることから始めました。

そして、ボディービルダーとしての女性で外せない要素は3つ。

強さ、華やかさ、色気。
そして、その全てが揺るぎなく強く主張されている必要があると考えました。

こうして決まった「美の表現」を基準に表情や視線、歩き方などを設計し、それに近づくように、表情筋トレーニングで表情を動かせるようにベースを作り、表現の練習を行いました。

 

当日のパフォーマンスは素晴らしく、初出場で第2位という好成績を収めることが出来ました!!

Tさんのチャレンジは始まったばかり。
今後の課題も見えてきたので、次の大会に向けて更に美しく磨きをかけていけると思います。

私もTさんに負けないように「表現と動きの美学」を深めて行こうと思います。

 


🔸笑顔が苦手な人のための10日間無理メールレッスン

◆オンラインマンツーマンレッスン詳細

◆オンライングループレッスン詳細

◆講師プロフィール