苦手な人と話をする時に力が入ってしまうって悪いこと?

顔は心のバロメーター

みなさんは普段、誰かと話していて
顔や体に余計な力が入っていることに
気付くことはありますか?

ほとんどの方は、
無意識に力が入っているかと思います。

 

ある生徒さんの事例ですが、
レッスンを続けていく中で、
自分の顔に力が入ってことに気が付き
しかも、苦手な人と会話をする時にはより一層力が入る。

そんな筋肉の反応に気がついたことで
苦手な人間関係が気にならなくなった、
という方がいらっしゃいました。

その方によると、
苦手な人と話をしていると、
「今、自分は拒否してるな。」という感情に
顔の筋肉を通して感覚として気付くようになったそうです。

 

レッスン当初、顔に力が入ってしまうこと自体、
受講生さんは気付いていませんでしたが、
レッスンで固まっている部分を探っては
表情筋のストレッチ運動で
ほぐすことを繰り返し行いました。

そしてあるときに、
顔に力が入っていると気づけるようになり、
途端に苦手な人のことを気にしなくなったということです。

 

嫌いな人と離れたい、ではなく、
「あ、この人は苦手な人だって身体が気付いてる(笑)」
と客観的に分析できるようになり、
嫌いという感情に引っ張られることがなくなり、
そもそも意識しなくなるということでした。

 

意識して、この人から離れなきゃと思うと
逆に意識してしまい、離れられないですよね。
感情を意志でコントロールすることは難しいことですが
身体でコントロールしてみると案外簡単に出来たりするものです。

 

「苦手、という気持ちをなくさなきゃ。」
ではなく、単に顔の筋肉を心のバロメーターにして
冷静に「苦手」を分析している自分がいることが面白いと仰っていました。

 

誰にでも平等に笑顔でないなきゃという考えから、
身体が苦手と気付いているから
もう無理して笑わなくていいや
と思えるようになったと言うのは素敵ですよね。

 

苦手と嫌いはちょっと違いますよね。
苦手だけれども嫌いではない。
苦手と感じながらも
それでも何だか一緒にいたいと思う人。

そんな人には、
あえて本当の自分をさらけ出してみるのはいかがでしょう。
お互い気を使いすぎなくなり、
案外うまくいく場合もあるようです。
(上手くいかなくても、そもそも苦手なのだから良いではないですか 笑)

 

ストレートに自分を出せるから、
仕事もうまくまわるようになった。
自分から関わりたい人を見分けることができるので、
一緒にいたい人とチームを組むと仕事がはかどりますし、
自分が無理やり演じなきゃと思う人とは、
自然と縁が切れていくので
とても楽になったと仰っていました。

 

自分の感情を大切に扱うことは、
自分自身を裏切らないと言うこと。
それは、
他者も大切に扱い、
尊重することにつながると思います。

 

顔の筋肉を心のバロメーターとして使うことで
人間関係の改善に繋がる良い事例です。

 


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